金融機関の遺言信託と何が違うの?

Q.質問
銀行等でも遺言信託をしているようですが、何が違うの?

行政書士・社会保険労務士 岩本浩昭

A.行政書士・社会保険労務士岩本の回答

金融機関に遺言信託を依頼しても大部分の手続きは専門家に外注するので、金融機関が実際に手続きを行うわけではありませんが、専門家に遺言信託を依頼すると、すべての手続きをその専門家が行うことになります。

金融機関は預金者の預金額等を把握していますので、資産がある方々(=富裕層)に対して遺言信託サービスの営業を行っています。

ただ、金融機関は実際の手続きを行うわけではありません。

実際に手続きを行うのは、あくまで金融機関等提携の専門家です。

(実際、金融機関の遺言信託サービスは、諸手続きは専門家に依頼し、その費用は別途必要と明記されています)

金融機関はあくまで遺言者と専門家等とのパイプ役という位置づけであり、遺言を貸金庫にて保管し、自行の預金口座等の払戻手続きを行うという役割が中心となります。

とはいえ、金融機関の遺言信託サービスを利用する場合には、取引手数料としてそれなりの費用が求められます。

(手数料のみで100万円~200万円程度かかるようです)

しかし、弊所が行う遺言信託サービスは、富裕層のお客様のみを対象としているわけではありません。

あくまで適切な遺言を作成すること、そしてその遺言の内容を忠実に実行するためにスムーズに手続きを行うことを最優先に考えた遺言信託サービスとなっています。

ですので、弊所が行う遺言信託サービスは、あくまで遺言書がないと相続人に多大な負担を強いることになるケースに該当する方を対象に遺言信託サービスを提供させて頂いております。

遺言書の作成後は、弊所もしくは金融機関の貸金庫での遺言書の保管をし、また財産などの変動のご照会を定期的に行い、遺言の執行までをトータル的にサポートさせて頂きます。

(保管場所はお客様のご希望に応じて変わります)

遺言信託サービスにご興味のある方は、一度弊所までお気軽にお問い合わせ頂ければと思います。

金融機関の遺言信託を比較してみましょう

いざ遺言信託サービスを利用しようと思っても、正直どこに頼んだらいいのかよくわからないと思います。

そこで、以下のような比較表を作成してみましたので、選択の参考にしてみてください。

なお、下記情報はいずれも平成26年8月現在のものですので、実際に利用されるときには最新の情報をご確認頂きますよう宜しくお願い致します。

■遺言信託サービスの比較表(H26.8現在)

遺言書作成(*)
保管料
遺言執行手数料(*)
三菱UFJ信託銀行
324,000円
年5,400円
最低1,620,000円
三井住友銀行
216,000円
年6,480円
最低1,620,000円
みずほ信託銀行
324,000円
年6,480円
最低1,080,000円
りそな銀行
324,000円
年6,480円
最低1,080,000円
弊所
75,600円~
162,000円
0円~実費
最低648,000円

(*)金融機関で遺言信託を行う場合、戸籍謄本・評価証明書・登記簿謄本等の取り寄せにかかる手数料は別途必要ですが、弊所は上記費用に当該手数料の費用を含んでいます。

その理由は、弊所は遺言書の作成や相続手続きに必要な戸籍謄本等を仕事として請求することができるためです。

上記表をご覧頂くと、その違いがわかりやすくなると思います。

価格だけではないと思いますので、それぞれのサービス等を総合的に勘案し、ご利用頂ければと思います。

もし、弊所の遺言信託サービスについてご不明な点があれば、遠慮なくご相談ください。

岩本へ無料相談してみるサービスの詳細はこちら

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